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亜鉛めっき

亜鉛めっき

 

鉄や鋼材などの金属製品において、防錆・耐久性の向上は製品寿命を大きく左右します。
当社では、多様なニーズに対応可能な亜鉛めっき処理を提供しております。電気亜鉛めっきをはじめ、過酷な環境にも強い溶融亜鉛めっき、さらに耐食性に優れたZn-Ni合金めっきなど、用途や目的に応じた処理方法をご提案いたします。

試作1個からの小ロット対応はもちろん、量産ラインにも柔軟に対応。建設資材、機械部品、自動車部品など、幅広い業界でご採用いただいています。


「錆びにくい」「長持ちする」「品質が安定している」亜鉛めっきをお求めでしたら、ぜひ当社にご相談ください。

​亜鉛めっきとは

亜鉛めっきとは、鉄や鋼などの金属表面に亜鉛の皮膜を形成することで、錆(腐食)から素材を守る防錆処理のひとつです。
空気中の水分や酸素、塩分などが鉄に直接触れるのを防ぎ、部品や構造物の耐久性を飛躍的に高める役割を果たします。

また、万が一キズなどで亜鉛皮膜が破れても、犠牲防食(カソード防食)の効果により、亜鉛が先に腐食することで鉄の腐食を防ぎます。これが、「錆びにくさ」や「長寿命化」における大きなメリットとなっています。

■ 主な用途例

亜鉛めっきは、そのコストパフォーマンスと防錆性能の高さから、以下のような分野で広く使用されています:

  • 建築資材(鉄骨、手すり、鋼板、架台など)

  • 自動車部品(ボルト、ナット、ブラケットなど)

  • 電設資材(配管、ラック、制御盤カバーなど)

  • 一般機械部品(プレス部品、鋳物、軸部品など)

「屋外で使われる部品」や「湿気・水に触れる環境」では、亜鉛めっきが第一選択肢となることが多くあります。

■ めっきの主な種類

亜鉛めっきには、処理方法や目的に応じて以下のような種類があります:

  • 電気亜鉛めっき:外観が美しく、均一な皮膜を形成。寸法精度が求められる部品に最適です。

  • 溶融亜鉛めっき(どぶづけ):厚膜で耐久性抜群。屋外や大型構造物に適します。

  • 合金亜鉛めっき(Zn-Niなど):自動車用途で多用される高耐食性タイプ。熱・薬品環境にも強いのが特長です

​亜鉛めっきの種類と特徴

​​亜鉛めっきには、目的や使用環境に合わせて複数の処理方法があります。
ここでは、代表的な3種類の特徴と適用例をご紹介します。

電気亜鉛めっき(電解亜鉛めっき)

薄く均一な皮膜と美しい外観が特長。寸法精度や見た目が求められる部品に適しています。
クロメート処理(有色・三価・黒など)との組み合わせにより、防錆性や外観の調整も可能です。

  • 用途:自動車部品、電子機器部品、締結部品、筐体類

  • 特長:
     ┗ 均一性が高く、複雑な形状にも対応可能
     ┗ 量産向き・コストバランス良好
     ┗ 美観性が必要な部品に最適

▶ 詳しくはこちら

溶融亜鉛めっき(どぶづけ亜鉛めっき)

600℃前後の溶融亜鉛槽に浸漬して処理するため、厚膜で非常に高い耐食性を発揮します。
特に屋外や海岸部など、過酷な環境に使用される鉄鋼構造物に最適です。

  • 用途:鉄骨、橋梁、フェンス、照明柱、架台 など

  • 特長:
     ┗ 厚膜(50〜150μm程度)で長期防錆性
     ┗ 屋外・沿岸・埋設部品に適用
     ┗ 荒れた外観になるが、機能性は高い

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合金亜鉛めっき(Zn-Niめっきなど)

ニッケルを含有した合金めっきは、さらに高い耐食性と耐熱性を実現します。
電着亜鉛よりも耐薬品性や熱安定性に優れ、特に自動車業界では使用が拡大しています。

  • 用途:エンジン周辺部品、シャーシ部品、ブレーキ系統など

  • 特長:
     ┗ 白錆・赤錆の発生を長期間抑制
     ┗ 耐熱性・耐薬品性に優れる
     ┗ 六価クロムフリー処理との相性も良好

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​弊社の亜鉛めっき対応

お客様の製品や用途に最適な亜鉛めっき処理を、品質・コスト・納期のバランスを意識してご提案いたします。
当社では、多品種・少量生産から量産品まで、幅広いニーズにお応えできる体制を整えております。

対応サイズ・ロット数

  • 小物部品から中型製品まで対応可能

  • 1点からの試作・サンプル処理にも柔軟に対応

  • 月数百〜数千個の量産実績あり(業界:自動車、設備、電気、建築など)

「このサイズは対応できる?」「小ロットだけど大丈夫?」というご相談もお気軽にどうぞ。

対応素材(幅広い金属に対応)

  • 鉄(軟鋼、SPCC など)

  • 炭素鋼、ステンレス

  • 鋳鉄(FC、FCD)

  • 圧延鋼板、機械構造用鋼

表面状態や形状に応じた前処理方法を最適化し、素材に合わせためっき品質を実現します。

対応可能な膜厚・管理精度

  • 電気亜鉛めっき:3μm〜20μm程度

  • 合金亜鉛めっき(Zn-Ni):5μm〜15μm程度

  • 溶融亜鉛めっき:50μm〜100μm程度(ご相談対応)

膜厚測定は全数・抜き取りのいずれも対応可能です。
ご希望の膜厚仕様に応じて、電流・時間・薬品管理を徹底しています。

クロメート処理対応

当社では、三価クロメート処理だけでなく、六価クロメート処理にも対応しております。用途やご要望に応じて最適な処理を選定し、外観や耐食性能のご要望にも柔軟にお応えいたします。

  • 三価クロメート:青(ユニクロ)有色(黄色:クロメート)、黒色
     ┗ 環境規制(RoHS、ELVなど)対応/外観重視にも最適

     

  • 六価クロメート:青(ユニクロ)、有色(黄色:クロメート)、黒色
     ┗ 耐食性に優れた処理/特定用途や代替困難な製品にも対応

試作〜量産まで一貫対応

  • 初回サンプル品のみの処理から、量産立ち上げまでスムーズに対応

  • 工程変更や設計変更時にも柔軟に対応

  • 社内外のパートナーと連携し、短納期・緊急対応もご相談可能

各種検査・測定体制も完備

品質重視のお客様にも安心していただけるよう、以下の検査を実施しています:

  • 膜厚測定(電磁式膜厚計、蛍光X線式膜厚測定装置)

  • 外観検査(目視検査+照度管理)

  • 耐食性評価(キャス試験、塩水噴霧試験機)

  • 付着強度、剥離性テスト(用途に応じて)

 測定記録提出や検査成績書発行も承ります。

お気軽にご連絡下さい。ご相談、お見積りは無料です。

​(受付時間 9:00〜18:00)

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