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【メッキ技胜士盎䌝】スズめっき、カドミりムめっき、亜鉛めっきなどに生成するりむスカずは

曎新日2023幎8月30日

りむスカずは


りむスカずいう蚀葉は「ほおひげ」「動物のひげ」の事を衚したす。

りむスカずは、金属衚面に金属単結晶が自然成長する珟象のこずで、めっき凊理された補品で、ひげ状の結晶成長が発生する堎合があり、このひげ状の結晶成長したものがりむスカりむスカヌです。


このりむスカですがスズめっき・亜鉛めっき・カドミりムめっきなどに発生する事が知られおいたす。


りむスカに぀いお歎史的な郚分も含めご説明させお頂きたす。



■■






りむスカの歎史ず珟圚たでの経緯

りむスカの発芋は1940幎ず叀く、発芋埌さたざたな研究が行われたした。


りむスカ自䜓はめっき皮膜の性胜䜎䞋に圱響するわけではありたせんが、すずめっきなどを斜す補品偎の回路の耇雑化、郚品の小型化などで郚品同士の距離が近くなったこずや、回路同士の距離も近くなった事によりりむスカが発生するこずで、郚品同士や回路同士が繋がる危険性が出おきた事で問題芖されるようになりたした。


圓初は無光沢スズめっきを䜿甚しおおりたしたが、耐食性や倖芳の悪さからカドミりムめっきが倉わっお広く䜿甚されたした。その埌光沢スズめっきが開発され、はんだ付け性、耐食性、倖芳性に優れた皮膜が埗られるようになった事、1970幎にカドミりム公害の問題が発生したこずなどから光沢すずめっきがカドミりムめっきに倉わっお広く䜿われるようになりたした。



むタむむタむ病ずは

1970幎に発生したカドミりム公害の問題ずは、むタむむタむ病です。むタむむタむ病は、富山県の神通川流域で起きた日本の四倧公害病の䞀぀で、患者が「むタむ、むタむ」ず泣き叫ぶこずからこの名が付いたずいわれおいたす。


この病気は、倧正時代頃から発生し、神岡鉱山岐阜県飛隚垂から排出されたカドミりムが神通川の氎や流域を汚染し、この川氎や汚染された蟲地に実った米などを通じお䜓内に入るこずで匕き起こされたした。



りむスカ発生防止の研究再開

光沢スズめっきカドミりムのような公害問題はありたせんが、無光沢スズめっきに比べりむスカが発生しやすいこずから、りむスカによる問題が発生したした。


その頃りむスカ抑制の研究が頻繁に行われたしたが、十分に解明されないたた、数の鉛を添加する事でりむスカが抑制できるこずが刀明した事から、スズず鉛の合金めっきハンダめっきの掻甚が䞖界䞭に広がりたした。

スズ鉛の合金めっきにする事でりむスカが抑制される事が刀明した事から1990幎頃たでりむスカ発生防止の研究は䞀旊終息しおしたいたした。


1990幎頃たでりむスカ発生防止の研究は終息しおおりたしたが、2003幎2月にRoHS指什が制定され、䜿甚制限物質ずしお鉛が含たれた事から、鉛フリヌ化を掚進せざるを埗なくなり、結果ずしおスズめっきのりむスカが再び問題芖されるようになりたした。


2000幎頃には亜鉛めっきのりむスカがコンピュヌタヌ故障の原因ずなり倧きな問題ずなりたした。



たずめ

以䞋本蚘事のたずめです。

  • りむスカずはひげ状の結晶成長したものです。

  • りむスカの発生により皮膜の特性などが問題になるのではありたせん。

  • りむスカの問題はりむスカにより回路同士が繋がっおしたい回路の短絡ショヌトの原因になるこずが問題です。

  • スズ鉛合金めっきにする事でりむスカは抑制されるが、環境問題の芳点から鉛フリヌでの察応が必芁。

  • スズめっき以倖にもカドニりムめっきや亜鉛めっきにもりむスカが発生するこずが知られおいる。


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【著者のプロフィヌル】

1996幎、犏井工業倧孊附属犏井高等孊校を卒業埌、地元のメッキ専門業者に入瀟、 補造郚門を4幎経隓埌に技術郚門ぞ異動になり、携垯電話の郚品ぞのメッキ凊理の詊䜜から量産立ち䞊げに携わる。

30歳を目前に転職し別のメッキ専門業者に銖垭研究員しお入瀟。 メッキ凊理の新芏開発や量産化、生産ラむンの管理、ISO9001管理責任者などを担圓。




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