
硬質陽極酸化「硬質アルマイト」
硬質陽極酸化『硬質アルマイト』の詳細
A2017材への黒色硬質陽極酸化(黒色硬質アルマイト処理)対応可能です。
硬質アルマイト、テフロン硬質アルマイトも対応可能です。
硬質陽極酸化皮膜(硬質アルマイト)とは、アルミニウムを陽極(+極)で電解処理して人工的に酸化皮膜(Al2O3)を生成させる表面処理のことです。
硬質陽極酸化皮膜処理は、日本が誇る世界的な技術で、電解液の種類・濃度・温度・電流密度などの電解条件などでシルバー、ゴールド、黒など色の表現や(発色・着色)、表面を硬くすることで耐摩耗性などを付与させることができます。
硬質アルマイト皮膜の特徴
アルミニウムを陽極として硫酸やシュウ酸、クロム酸などの電解液中で電解することで表面に厚い酸化皮膜(Al2O3)が生成されます。これをアルミニウムの陽極酸化皮膜(アルマイト)と呼んでいます。
アルミニウムの陽極酸化(アルマイト)はアルミニウム素材にしか処理ができませんが、装飾、防食、耐摩耗など色々な目的に用いる事ができます。
装飾や防食目的の場合には5~10μm程度、耐摩耗性を目的とする場合には10~100μmまで処理を施す場合がございます。
硬質陽極酸化皮膜は耐食性に優れているだけではなく、電気絶縁体であることや、硬度が高く耐摩耗性に優れた特徴があります。
硬質陽極酸化『アルマイト』の皮膜硬度
硬質アルマイトの皮膜硬度はHv400程度とステンレス以上の硬さを得ることが可能です。
アルミニウムの硬質陽極酸化皮膜成膜時に酸化アルミが微細な細孔(100~300Å)を形成する構造となっているため、この孔に染料やテフロン(PTFE:ポリテトラフルオロエチレン)などを充填するで硬質アルマイト皮膜に付加価値を加えることが可能です。
処理可能サイズ
板形状であれば、深さ450×横幅450㎜まで処理対応可能です。
処理可能材質
アルミニウム(A1000系、A2000系、A3000系、A5000系、A4000系、A6000系、A7000系)
製品の部分的なマスキングなどの細かな設定も可能ですのでお気軽にご相談下さい。
アルミニウムの陽極酸化皮膜の断面イメージ図
皮膜はハニカム構造(蜂の巣)になっており、中心にポアと呼ばれる微細な孔が形成されます。
着色アルマイトの場合にはこの微細孔の中に
染料などを入れ抜けないように微細孔に蓋(封孔処理)を行うことで着色を行います。

硬質陽極酸化皮膜外観
硬質陽極酸化皮膜の微細な細孔に染料やテフロン(PTFE:ポリテトラフルオロエチレン)などを充填するで硬質アルマイト皮膜に付加価値を加えることが可能です。

アルミニウムの導通性テスト
耐食性データ
A:使用して差し支えない。
B:試験して、その結果により使用の可否を判断する。
C:皿のように洗って使用すれば可。
D:腐食を覚悟の上で使用する必要あり。
E:相当に侵食される。
F:使用に耐えず。
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