ナトリウム処理とは

ナトリウム処理とは、フッ素樹脂(PTFE)を疎水性から親水性に変える表面処理です。

フッ素樹脂の表面を親水性に変えることで接着材を付着させることが可能となり、異種材料との接合が可能となります。

また、親水性となる事でメッキ処理も可能となり、フッ素樹脂に導電性を持たせる事など付加価値を加えることで、フッ素樹脂の可能性を広げる事が可能です。

ナトリウム処理の詳細

フッ素樹脂(テフロン、PTFE)とは、正式名:ポリテトラフルオロエチレン(Poly Tetra Fluoro Etylene)の頭文字を取ってPTFEと呼ばれた材料です。通称テフロンとも呼ばれておりますが、テフロンの呼び名はデュポン社の登録商標です。

また、PTFEの原料は、フッ酸とクロロホルムを反応させた物質を熱分解する事で生成される材料で、非常に優れた特性を持った材料です。(非粘着性、耐熱性、滑り性、電気絶縁性や誘電損失の少なさ、耐アーク性、耐摩耗性、耐薬品性、非濡れ性など)

フッ素樹脂とは

ナトリウム処理の詳細

フッ素樹脂の分子は、炭素原子の長い鎖にフッ素原子が統合しています。

フッ素原子自体が水や他の物質に対して親和性を持たないため、ふっ素樹脂は優れた撥水性を特徴としています。ナトリウム処理は、中に含まれているナトリウム原子(Na)の親ハロゲン性によって、この鎖からF原子を化学的に引き抜き、炭素原子(C)を二重結合などの電子不足の状態にします。

この状態のC原子は撥水性のF原子に囲まれていないのでそれだけで親水性になりますが、更に処理液から出て空気に触れると、空気中の酸素、水素、湿気などにより電子不足が解消され、濡れ性や接着性のある官能基、例えば、ヒドロキシル基(-OH)、カルボキシル基(-COOH)、カルボニル基(=CO)などが形成されて親水性になり、より一層の処理効果が発生します。

ナトリウム処理イメージ.jpg

ナトリウム処理使用産業

自動車(オイルシール、ガスケット、燃料チューブ、ハーネス、その他自動車部品)

電線(ふっ素樹脂電線・ケーブル)

医療(カテーテル、チューブ)

電気・電子(熱転写ロール、ふっ素樹脂プリント基板、感熱センサ、半導体製造装置)

電池(燃料電池セパレーター)

食品(ふっ素樹脂製チューブ、容器、ケース、コンベア)

 
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