装飾クロムめっき（通称ニッケルクロム）とは、ニッケルめっきとクロムめっきの2層仕立て（積層）のめっきを装飾クロムめっきと呼ばれております。

クロムメッキには、光沢ニッケルメッキの上にクロムメッキを施し光沢を保つ装飾クロム（ニッケルクロム）と工業用途でクロムメッキを厚付処理する工業用クロム（硬質クロム）に分けることができます。

メッキの種類は装飾クロム（別名ニッケルクロム、白上、）です。 今回は鉄素材でしたが、鉄以外の素材銅、アルミニウム、亜鉛ダイキャストなどにも 装飾クロムメッキ対応可能です。

めっき皮膜の硬度は冶金学的に得られたものより硬くなることが知られています。 硬化の原因として析出金属の結晶粒子の微細化や、吸蔵水素、格子歪などが挙げられます。

真鍮素材に施されたニッケルクロムメッキが一部剥がれ、素材が見えているとのことですが、再メッキによる修正は可能です。