
電子部品へのメッキは装飾の目的、もしくは防食の目的が中心でした。
例えば、アイロンのプレート部は鉄素材を研磨し、銅→ニッケル→クロムメッキが行われていました。
ラジオやテレビのボディーには耐食性を向上させる目的で亜鉛メッキが行われていました。
このような装飾や防錆目的で使われていましたが、最近のメッキはハンダ付け性の向上、接触抵抗の低下、耐摩耗性、耐衝撃性の付与など電気的、機械的特性を利用する機能メッキの分野に多く用いられるようになってきました。
電子部品は、回路基板に実装され、スマートフォンなどの電子機器に使用されています。
この実装性のためメッキが広く使われています。また、メッキ皮膜には部品と基板を電気的、機械的に接続する機能が求められ、電子部品の製造になくてはならないとても重要な技術です。
【主な適用】

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【著者のプロフィール】

1996年、福井工業大学附属福井高等学校を卒業後、地元のメッキ専門業者に入社、製造部門を4年経験後に技術部門へ異動になり、携帯電話の部品へのメッキ処理の試作から量産立ち上げに携わる。
30歳を目前に転職し別のメッキ専門業者に首席研究員して入社。メッキ処理の新規開発や量産化、生産ラインの管理、ISO9001管理責任者などを担当。
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