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銅めっきに使われる銅と10円玉などでよく見かける金属材料の銅とは何か違いがあるのか
ご紹介させて頂きます。
銅は多くの性質をもった金属です。中でも導電率や熱伝導率の高さ、加工のしやすさが特徴です。その特徴を利用し様々な製品によく使われています。導電率、熱伝導性、加工性以外にも耐熱性、耐食性や金属光沢により外観が美しいなどたくさんの特徴があります。
まずは銅の特徴からご説明していきます。
目次
銅の特徴とは
導電率が高い
熱伝導率が高い
加工性に優れる
熱に弱い
耐食性が高い
磁性がない
導電率が高い
銅の最大の特徴はこの導電率の高さです。銀に次ぐ導電率の良さで電線などに銅が使用されています。
熱伝導率が高い
鉄鋼材料やアルミニウムよりも熱伝導率が優れている事から鍋などに利用されています。
加工性に優れる
切削加工や圧延加工に適しています。
熱に弱い
200℃を超えると軟化します。
耐食性が高い
耐食性に優れており、海水に対して良好な耐食性を持っています。
磁性がない
非磁性であるため、磁気厳禁の電気機器の測定器や化学工業の防爆用工具として使われています。
金属銅の特徴は導電率が高い、熱伝導率が高い、加工性に優れる、熱に弱い、耐食性が高い、磁性がないなど特徴をご紹介しましたが、銅メッキですとどんな特徴があるのでしょうか?
銅めっきの特徴
銅メッキは主に下地のメッキとして使われることが多いので皆様が持っておられる製品などに銅メッキが使用されているか外からは分かりにくいと思います。
例えばニッケルメッキやクロムメッキの下地として使用されていますが、目的は様々で耐食性や意匠性、巣穴隠しや材質によっては必須の工程だったり様々です。
銅メッキは銅の特徴である熱伝導性や電気伝導性に優れているので機能性を目的とした機能めっきに利用されています。
また、光沢性やレベリング性(平滑性)に優れている事から意匠性の目的でも利用されております。
部分的にメッキを行うことは可能か?
銅メッキは他のメッキ同様部分メッキが可能です。
必要部以外にマスキング処理を施す事で必要部のみに銅メッキを施す事が可能です。
マスキングを行う事でメッキされる面積が減る事から処理価格を抑えたいという目的でマスキングをご検討される場合がございますが、マスキングを施す事で工程などが増えてしまう事から処理コストとしては上昇してしまいます。
処理コストを抑える目的でのマスキング処理は逆効果になりますのでご注意ください。
マスキングによる部分メッキのデメリットは?
マスキングを施す事で必要部へのメッキ処理が可能となりますが、マスキングによるデメリットはないのでしょうか?
実はマスキングを施した場合、マスキングの下にメッキ液などが入り込んでマスキング部とメッキ部の境が綺麗にならない場合がある。
また、マスキングを施す事で電流が遮断される形となりマスキングの境部の膜厚が厚くなる傾向がございます。
縁の下の力持ちである銅めっきのまとめ
銅の特徴は導電率が高い、熱伝導率が高い、加工性に優れる、熱に弱い、耐食性が高い、磁性がないなど様々な優れた特徴を持った金属です。
マスキングを利用する事で必要部だけにメッキを施す事が可能となりますが、処理コストが上がる、マスキングとメッキ部の境が綺麗に仕上がらない場合がある、マスキング付近の膜厚が厚くなるなどデメリットもあります。
下地メッキとしての活用が多いため、皆様の目に触れる事は非常に少ないですが、身の回りでは幅広く活用されております。
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