めっき処理の目的と役割についてご紹介します。めっきという言葉で最初にイメージされるのは装飾用途が多いでしょう。最近では装飾性の用途よりも機能性を利用した目的がめっき処理の用途となっております。

防食性・耐食性用途、防食的な用途に用いられるメッキとしては亜鉛メッキが代表的なメッキです。亜鉛メッキに求められる耐食性は年々厳しくなり、光沢クロメート処理よりも耐食性の優れている有色クロメート処理やクロメート後にトップコートを施して利用されるようになってきております。

めっき皮膜の硬度は冶金学的に得られたものより硬くなることが知られています。 硬化の原因として析出金属の結晶粒子の微細化や、吸蔵水素、格子歪などが挙げられます。