時計部品に金メッキのご相談を頂きました。
お話をお伺いしておりました所、金メッキが目的ではなく金色がご希望とのこと。
また、時計としてお使いになるとの事でしたので、耐摩耗性にも優れた処理が宜しいかと思いましたので、チタンコート(金色)をご提案させて頂きました。
弊社の金色のめっき処理としては以下の方法がございます。
金メッキ
硬質金メッキ
クリアシルバ(金色)
チタンコート(金色)
もちろん価値としましては金メッキは純金(24K)を使用した処理ですので、高級感をもたせる事が可能ですが、皮膜が柔らかいというデメリットがあり、時計など頻繁にこすれる様な所に使用しますと傷や摩耗を気にすることになります。
そこで今回はチタンコート(金色)を提案させて頂き処理させて頂きました。
チタンコート処理前がこちら
チタンコート(金色)後がこちら
まとめ
金色のメッキ処理には金メッキ、硬質金メッキ、クリアシルバ、チタンコートなど様々ございますが、それぞれに特性や特徴が異なるメッキ皮膜です。
例えば電気特性が必要であれば金メッキがオススメですし、接触端子などの電気特性も耐摩耗性も必要な場合には硬質金メッキがオススメです。
このように目的に応じた皮膜を選定頂くことが必要ですが、選定頂くのが難しいと思いますので、目的と用途をお伝え頂ければメッキの専門家が目的に応じたメッキ処理をご提案させて頂きます。
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【著者のプロフィール】
1996年、福井工業大学附属福井高等学校を卒業後、地元のメッキ専門業者に入社、製造部門を4年経験後に技術部門へ異動になり、携帯電話の部品へのメッキ処理の試作から量産立ち上げに携わる。
30歳を目前に転職し別のメッキ専門業者に首席研究員して入社。メッキ処理の新規開発や量産化、生産ラインの管理、ISO9001管理責任者などを担当。
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