無電解ニッケルめっきに黒色のめっき皮膜があることをご存知でしょうか?
弊社では様々な黒色のめっき処理を取り扱っております。
処理名を見て頂きそれぞれの特性や使用目的に応じためっきをご選択頂く事は難しい事だと思います。
黒色無電解ニッケル
黒染め
これらの中から本日は黒色の無電解ニッケルめっきをご紹介!
無電解ニッケルめっきであれば知っておられる方や、今現在使っている方など多いのではないでしょうか?
その無電解ニッケルめっきの中に黒色の外観を持った無電解ニッケルめっきがあることをご存知でしょうか?
様々な黒色のめっき処理がありますが、均一な黒色のめっきを施したい、精度を維持させながら黒色にしたい。
このようなご要望には『黒色無電解ニッケルめっき処理』がお勧めです。
黒色無電解ニッケルメッキのメリット
均一に黒色めっきを施す事ができる(膜のバラツキが少ない)
膜厚の精度が高いのでめっき後の寸法精度を交差に収める事が可能です。
めっき皮膜が硬い(最大HV700程度)
黒色無電解ニッケルめっきは皮膜が固く、均一なめっき皮膜です。
黒色無電解ニッケルメッキのデメリット
薄膜での処理対応ができない。(5μm以下)
析出皮膜が黒色ではない。(表層の0.2μm程度が黒色の皮膜です。)
艶消し目的でブラスト処理を施してメッキを行うと外観が灰色に見える。
黒色無電解ニッケルメッキは皮膜が固く、均一なメッキ皮膜ですが、黒色部が表面の数ミクロンだけなので表層が使用で傷がついた場合、下地のシルバー色が見えてしまうことが懸念されます。
【黒色皮膜まとめ】
株式会社コネクションで取扱のある黒色めっき処理は以下の複数ございます。
①マットブラック
②黒色無電解ニッケルメッキ
③黒色アルマイト
④黒色クロメート
⑤黒染め
⑥リン酸マンガン処理(リューブライト)などありますが、結局どの黒色皮膜がいいのか判断が難しいと思います。
全ての皮膜をご評価頂くのがベストですが、費用も時間も掛かってしまいます。
製品の寸法精度を維持する必要が最優先であればやはり黒色無電解ニッケルめっきに優位性があります。
その他のめっきとの比較や黒色無電解ニッケルめっきの特徴などご質問などございましたら
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弊社技術スタッフが丁寧にご説明・ご提案させて頂きます。
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【著者のプロフィール】
1996年、福井工業大学附属福井高等学校を卒業後、地元のメッキ専門業者に入社、 製造部門を4年経験後に技術部門へ異動になり、携帯電話の部品へのメッキ処理の試作から量産立ち上げに携わる。
30歳を目前に転職し別のメッキ専門業者に首席研究員して入社。 メッキ処理の新規開発や量産化、生産ラインの管理、ISO9001管理責任者などを担当。
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