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第29節 意外に知られていないメッキの前処理の目的とは?酸洗い編



酸洗

スケール除去のために比較的長時間行うピックリング(酸洗い)、目に見えない程度の表面酸化物皮膜を除去するディッピング(酸浸漬)、プレス加工や鍛造等の二次加工による加工変質層を除去するエッチングなどがあります。


いずれの場合も酸洗液としてよく用いられるのは5~10%硫酸(65~90℃)と5~10%塩酸(40℃以下)です。

酸洗特性として厚いスケール除去では硫酸の方が塩酸よりも優れています。

これはスケールに対する溶解能の差に起因しています。


鉄さび除去の場合、硫酸よりも塩酸の方が早くさびを除去できることが知られています。

しかし、塩酸はガスを発生しやすいのが欠点です。

化学的酸洗でもスケールが除去できない場合、電解酸洗を行いスケールを除去します。


機械的な方法としては、研磨剤を吹き付けてスケールを除去するブラスト処理法、小物部品に用いられるバレル研磨法やバフ研磨法があります。

これらの方法は、熱処理された素材や水素脆性が問題となるような高強度材のスケール除去や凹凸形状の形成にともなうアンカー効果付与方法として利用されています。


実験室では手早く活性化や水洗が行われるので密着性に問題が生じない場合でも、自動機では工程タクトにより密着性が問題となることがあります。

特に脱脂から酸洗と前処理工程が進むにつれ表面は活性化されますが、金属表面が清浄になればなるほど、水洗水の純度(溶存酸素濃度等)や水洗時間、水洗温度が密着性に大きな影響を与えるようになります。


これらのことから前処理を適切に理解して処理を行う必要があります。




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