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めっき加工であなたの嬉しいを実現、化成処理やクロム酸処理など呼び名が様々、今更聞けない何がどんな処理なのか??株式会社コネクション

化成処理とは

化成処理とは表面処理の処理方法のひとつで、金属の表面を化学反応を起こさせることで、耐食性や塗装との密着性やその他の特性を素材表面に与える処理です。


化成処理には呼び名が沢山!!

クロム酸塩処理(アロジン#1000、アロジン#1200)、三価クロム酸処理、ノンクロム化成処理、リン酸塩処理(リン酸マンガン、リン酸亜鉛)、パーカー処理、クロメート(6価・3価)など呼び名も皮膜もそれぞれ異なりますが、一緒くたんに化成処理と呼ばれております。


クロム酸塩処理とは

クロム酸塩処理(アロジン#1000、アロジン#1200)、三価クロム酸処理、ノンクロム化成処理とはアルミニウム素地への化成処理で塗装とアルミニウム素地との密着性を高めるために行う処理です。

アロジン処理は日本パーカーライジング(株)様の登録商標です。


リン酸塩処理とは

リン酸塩処理(リン酸マンガン、リン酸亜鉛)、パーカー処理(パーカライジング処理)とも言いますが、リン酸塩皮膜を生成させる方法を総称してパーカー処理(パーカーライジング処理)と呼ばれています。

リューブライトと同じ処理で呼び名の違いだけで同一処理です。

金属の表面に化学的にりん酸塩皮膜(リン酸マンガン、リン酸亜鉛)を生成させる化成処理で、その昔工業用途で本格的に発展させたアメリカ、パーカー兄弟の姓をとってパーカライジング、パーカー処理と呼ばれる様になりました。


クロメート処理とは

亜鉛メッキやニッケルメッキ、無電解ニッケルメッキなどに使用される後処理で、メッキ皮膜の耐食性をより一層高める処理となります。

一般的には亜鉛メッキ後のユニクロ、クロメート(有色クロメート)黒色クロメート、緑色クロメートがメジャーな処理となります。


光沢クロメート(ユニクロ)とは

光沢クロメートは「ユニクロ」とも呼ばれ、光沢のある青白色の外観です。

光沢クロメートは他のクロメート皮膜にくらべ耐食性が劣りますが、きれいな外観のため色々な用途で使用されています。


有色クロメート(クロメート)とは

有色クロメートはクロメートとも呼ばれ、干渉色の艶のある美しい外観になります。

耐食性にも優れていることからホームセンターなどで販売されているネジなどに施されている処理がこちらになります。


黒色クロメートとは

1960 年前後から使用されはじめ、美しい黒色の色調が好まれ、急速に普及しました。

クロメート液に黒化剤として少量の銀塩を加えたもので、リン酸と酢酸を含む2種類がありますが、耐食性はリン酸を加えたものが良好です。


緑色クロメートとは

自動車関連部品における高耐食性の要望に答えるため開発されたもので、暗緑色の渋い色調と、これまでのどの種類のクロメート皮膜より優れた耐食性のため、飛躍的に普及しました。クロメート液にはりン酸が添加されており、亜鉛メッキと強固な皮膜を生成します。


数ある化成処理の中で外観に特徴のある化成処理がリン酸処理です。

その特徴をご紹介!!


【 リン酸塩処理の特徴 】

鉄素材限定の表面処理で、電気を使わず化学反応で処理する方法です。

電気を使わないと言うと無電解メッキ(自己触媒型)が一般的ですが、リン酸マンガン処理も外部電源を使わず処理する方法で、全体をマンガン皮膜で覆うと処理が止まります。


素材表面をリン酸マンガンの皮膜で覆いますと反応が止まるため、膜厚に限界がございます。


リン酸マンガンは塗装の下地などに使われる皮膜ですが、ショットブラストやケミカルエッチングを行わなくても析出粒子がボコボコしていることから艶のない外観になります。


まとめ

化成処理とは表面処理の処理方法のひとつで、金属の表面を化学反応を起こさせることで、耐食性や塗装との密着性やその他の特性を素材表面に与える処理です。


化成処理と呼ばれる中にはクロム酸塩処理(アロジン#1000、アロジン#1200)、三価クロム酸処理、ノンクロム化成処理、リン酸塩処理(リン酸マンガン、リン酸亜鉛)、パーカー処理、クロメート(6価・3価)など呼び名も皮膜もそれぞれ異なる処理があります。


それぞれ素材やメッキ種、目的に応じた化成処理を選択肢選定する必要があります。



めっきに関するお問い合わせやご質問などございましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さい。



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