フッ素コートの特性
帯電防止のフッ素コートとは、導電性を確保した状態なのに撥水性があります。
要は、電気が流れるコーティングです。
しかもフッ素(テフロン)のコーティングですので、汚れがつきにく、水が弾くなどの特性があります。
ご家庭にあるフッ素コートのフライパンを思い出して下さい。
ご家庭にあるフライパン電気が流れるか試すことはないと思いますが、電気を流すことができるという事は静電を逃がすことができるんです。
フッ素コート皮膜スペック
最高使用可能温度 160℃
摩擦係数 0.04~0.08
※バウデンレーベン型、鋼球Φ8mm、線速度0.27cm/s、荷重1.0㎏
鉛筆硬度 3H
接触角(対水) 92~96°
優れた耐薬品性
硬さが必要な場合にはこちら
フッ素コーティングは鉛筆硬度で3Hですので、メッキなどの金属に比べると柔らかい皮膜となります。
そんな場合はテフロン無電解複合メッキがオススメです。
テフロン無電解複合メッキの特徴
Ni-P/PTFE複合メッキは、金属(Ni-P)がベースの無電解メッキ皮膜のため、テフロンコーティング(フッ素コーティング)などのコーティング皮膜に比べ皮膜硬度が高いことが特徴です。また、皮膜が削れた場合でもPTFEが皮膜中に均一に分散しているため、新たなPTFEが表層に現れメッキ皮膜がなくなるまで特性を維持することが可能です。
まとめ
フッ素コーティングとテフロン無電解複合メッキをご紹介してきましたが、ご選択頂く際にどう選んだらいいのか悩まれると思います。
フッ素コーティングは特に耐薬品性に優れている事から、耐薬品性が必要な際にはフッ素コーティングを選択頂くと宜しいかと思います。
テフロン無電解複合メッキは金属のニッケル分とテフロンのハイブリット皮膜ですので、金属の硬さが欲しいが、テフロンの特性も持たせたいというような場合にはテフロン無電解複合メッキをご選択頂けると宜しいかと思います。
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