硬質アルマイト処理とは??
硬質アルマイト処理(硬質陽極酸化)とは、アルミニウムを陽極(+極)で電解処理して人工的に酸化皮膜(Al2O3)を生成させる表面処理のことです。
硬質陽極酸化皮膜処理は、日本が誇る世界的な技術で、電解液の種類・濃度・温度・電流密度などの電解条件などでシルバー色、ゴールド色、黒色など色の表現や(発色・着色)、表面を硬くすることで耐摩耗性などを付与させることができます。
他のメッキ処理とは異なり、アルミ素材自体を溶解しながら皮膜を生成、成長させる処理です。
ですので、アルマイト処理を施す事で素材が目減りしていきますので、アルマイト処理後の仕上がり寸法が決まっている場合は膜厚での指定ではなく、寸法での確認が必要となります。
実例紹介
公差φ20h7(0、-0.021)がある製品に黒色硬質アルマイトを施し図面寸法公差に収める場合、黒色硬質アルマイト時の寸増加が片側10μmほど増加しますので、処理前寸法を19.970にて仕上げて頂く事で、黒色硬質アルマイト後の公差を指定の公差に収める事が可能です。
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