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知っていますか?パラジウムめっきにはこんな特性があるんです。
更新日:5月16日
めっき加工であなたの嬉しいを実現の株式会社コネクションです。
パラジウム金属の特性
白金金属に属するパラジウムは融点1555℃、密度12.16g/cm3、ビッカース硬度HV250~300、面心立方構造の貴金属で、大気中においては変色せず、耐薬品性に優れた貴金属です。パラジウム金属をめっきの皮膜としてパラジウムめっきを施したい金属材料の表面にめっき処理を使って施す事が可能です。
パラジウムめっきを施すことで素材表面がパラジウム金属となりますので、パラジウム金属の特性を持たせる事ができます。
パラジウムめっきは、白金族特有の高貴な色調を保ち、大気中では不錆、不変色、化学的安定度が高く酸及びアルカリに侵されません。
純パラジウムめっき膜は非磁性で、電気伝導性やはんだ付け性など優れていることから、スイッチ部品・コネクター部品等の電子部品一般に使われています。
パラジウムめっきの用途
パラジウムめっきの用途拡大に関しては、電子部品のめっき厚さ、特に銅の拡散バリアとしてのニッケルめっきの薄膜化の影響が大きいです。
例えば、銅系リードフレームやコネクタにおけるニッケル/金めっき仕様では、当初ニッケル5μm、金1μmのめっきスペックが要求されていたが、カニ路の高密度化に伴う細線化、極度の変形を伴う後加工への対応およびコスト低減の観点から、ニッケルめっきの薄膜(1μm程度)が進んでいます。
ニッケルめっきを薄膜化することでニッケルめっきに存在するピンホールが銅の拡散バリアとしての機能は著しく低下します。
これを補うために、ニッケルめっき上に0.1μm以下の薄いパラジウムめっきを行い、さらに最上層の金めっきを薄膜化することが出来るようになり工業的用途の拡大に繋がりました。
主に金メッキの下地に使われる白銀色(シルバー色)の皮膜で、白金属の中でも安価で比重も小さいため、高価なロジウムメッキの代替としても使用されます。
純パラジウムメッキは、金属アレルギー(ニッケルアレルギー)対策にもなるため装飾目的に活用されています。
パラジウムメッキの特性(耐熱性)
真鍮素材に純パラジウムメッキ3μm処理を処理したものの耐熱性を評価
TIME(min) | 30 | 60 | 90 | 120 |
250℃ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
◯は変色なし
弊社コネクションでは純パラジウムめっき4μmまで実績がございます。
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