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【メッキ技能士直伝】金メッキとは?歴史、種類、特徴、用途を徹底解説!

更新日:10月1日

金は、古代エジプトやメソポタミア文明の時代から、貨幣や装飾品として使われてきました。その美しい輝きと希少性から、高い価値を持ち、多くの文化で富や王の象徴とされています。


今日では、金はジュエリーや貨幣だけでなく、電子機器や医療分野でも重要な役割を果たしています。 特に電子機器に関しては、優れた導電性を持つため、接点や配線に広く利用されています。


このように、金はその物理的特性、歴史的背景、そして現代社会での多様な利用法、価値の高い貴金属として広く認識されています。


■INDEX■


  1. 金の歴史


  2. 金メッキ

    2.1金メッキの歴史

    2.2金メッキの種類

    2.3金メッキの特徴


 

1.金の歴史

紀元前1200年頃には、エジプトで金箔の製造が始まったと言われてます。

金の元素記号Auは、ラテン語の「aurum」に由来し、日本語では「こがね」や「くがね」、または「黄金」とも呼ばれています。


現在、金の年間産出量は約3000トンで、地下埋蔵量は約7万トンと推定されています。このことから、すでに地下資源の約70%が掘り出されていると考えられています。


金は化学的に反応性が低く、一般的な酸やアルカリに対して高い耐久性を持っています。そのため、非常に美しい輝きを鑑賞し、古代から現代に渡るまで、高価な宝飾品として利用されてきましたしました。


また、金は銀、銅、ニッケルなどの金属と合金化する性質を持ち、これらの合金は腐食に強く、電気伝導性にも優れています。の接点や半導体など、多様な分野で広く利用されています。



2.金メッキ

2.1金メッキ歴史

金めっきは古くから仏像などに施されていましたが、水銀を用いたアマルガム法により行われたものでした。


電気めっきは1800年頃にボルタ電池を利用して行ったのが初めてとされています。

JIS規格にて金含有率が99.9%以上の電気めっきを金メッキ、金含有率が58.5%以上99.9%未満の電気めっきを金合金メッキと区分しています。


2.2金メッキの種類

一般に軟質である純度の高い純金めっきは軟質金めっき、硬度の高い金の合金めっきは硬質金めっきと呼ばれています。


2.3金メッキの特徴

  • 耐食性に優れている

  • 経時変化による接触抵抗値の変化が少ない

  • はんだ付け性に優れている

  • ボンディング性に優れている

  • 導電性がよい


金メッキの特徴である耐食性・導電性・意匠性や半田付け性、ボンディング性などの機能性をアルミニウム素材や鉄系材料、銅合金など様々な材料に付与することができます。

金属材料に限らずセラミックスや樹脂材料への金メッキも対応致しておりますので

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純金めっき(軟質金)の厚付メッキも対応可能です。


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【著者のプロフィール】

代表取締役

1996年、福井工業大学附属福井高等学校を卒業後、地元のメッキ専門業者に入社、製造部門を4年経験後に技術部門へ異動になり、携帯電話の部品へのメッキ処理の試作から量産立ち上げに携わる。

30歳を目前に転職し別のメッキ専門業者に首席研究員して入社。メッキ処理の新規開発や量産化、生産ラインの管理、ISO9001管理責任者などを担当。




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