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めっき加工であなたの嬉しいを実現、ルテニウム金属を使ったルテニウムめっきというものがあるんです。株式会社コネクション

白金族元素と呼ばれている元素にはルテニウム(Ru),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd),オスミウム(Os),イリジウム(Ir),白金(Pt) が あります。

これらの白金族元素の中でめっき皮膜として使用される金属としてルテニウム(Ru),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd),イリジウム(Ir),白金(Pt)が使われます。


パラジウムめっきや白金めっき(プラチナめっき)はこの中では比較的知られているめっき皮膜にはなりますが、ルテニウムめっき、ロジウムめっき、イリジウムめっきは限られた分野での使用となるためあまり知られておらず、めっき専業者でも存在自体を知らない業者もあるくらいです。


ルテニウムとは



銀白色で硬くて脆く、融点が非常に高いので、常温で安定している金属です。


ルテニウムの用途は、主に触媒・電解工業・磁性材料として利用されることが多く、触媒として利用される際は、オスミウムとの合金で利用されます。

また、この合金は触媒だけでなく、万年筆やペンの先にも利用されています。


工業用途では磁性材として利用されており、HDDの記録層にルテニウムを挟むことで、熱による記録の不安定性を抑えることが可能です。



ルテニウムメッキ皮膜の特徴

ルテニウムメッキ皮膜は低接触抵抗で、硬度、耐摩耗性、耐食性に優れた皮膜ですが、皮膜の内部応力が高く、クラックが発生しやすいため3μm以上の厚メッキは困難です。


また、ルテニウムめっきには黒色と白色の2種類がございます。

白はニッケルメッキのような外観(黄色味はないシルバー色です)

ニッケルめっきの色目は黄色みがかったシルバー色と表現させて頂いていますが、白ルテニウムめっき加工はクロムメッキのように青白くもなく、ニッケルのように黄色みがかった感じでもない他に類を見ないシルバー色です。


黒ルテニウムの外観は、黒クロムめっき加工や亜鉛メッキ後の黒色クロメート加工のような虹色がかった干渉色もない、高級感のある黒色皮膜です。


他の白金族の比較データ

特性

ルテニウム

ロジウム

パラジウム

原子番号

44

45

46

分子量

101.1

102.9

106.4

比重(g/cm3)

12.45

12.41

12.02

融点(℃)

2250

1960

1552

電気抵抗

(マイクロモー/cm2)

7.6

4.3

10.1

硬さ

800~1000

300~400

アニール後

200~350

120

37



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