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貴金属メッキ​

一般に貴金属とよばれているものは金、銀、白金、ロジウム、パラジウムなどで、これらはいずれもイオン化傾向が小さく、化学的に安定です。


耐食性、耐熱性にすぐれ外観の変化が少ない。貴金属メッキの利用価値は、古くは装飾ならびに工芸品に限られていたが、第二次世界大戦の頃から貴金属特有の優れた物理的、化学的性質が注目され、工業的利用が急伸し、現在では電算機、通信、計測、制御機器などエレクトロニクスの分野で使われ、特に信頼性を重視する部品、回路には不可欠なものとなっています。

貴金属メッキとは

貴金属メッキは様々な分野で利用されており、航空機、ミサイル、宇宙機器、電子力工業、あるいは家電機器(テレビ・オーディオ・ビデオレコーダーなど)など幅広く利用されています。

貴金属メッキはその特性から求められている機能の信頼性を失わない範囲で金メッキは薄く、もしくは部分メッキでメッキ範囲を少なくする傾向にあります。

また、貴金属の中でも変色しやすい銀メッキは、金メッキの代替の目的を含めて厚付されるようになっています。

以前は金やロジウムに比べて安価であったパラジウムが金やロジウムの代替として注目され用途の拡大されていましたが、ここ最近のパラジウムの高騰(2019年12月現在)で見直されつつあります。

貴金属メッキは一般に耐食性に優れているため、腐食の原因となるピンホール、割れなどが無い限りほとんど腐食は発生しません。
例えば、黄銅上の貴金属メッキにピンホールがあれば塩水中で真鍮素地の成分である亜鉛が選択的に腐食し、塩化亜鉛、酸化亜鉛、水酸化亜鉛などが検出されます。

また多硫化アンモニウム溶液中では硫化銅、酸化銅などの腐食生成物がピンホールの周辺で検出されます。

耐食性の良い貴金属メッキを施してもメッキ皮膜にピンホールや割れがある場合、局部的腐食を誘発し、腐食を促進する結果となります。

したがって、貴金属メッキでは特にメッキ皮膜で素材を完全に覆う事が大切で、メッキ素地の組織、表面状態、前処理、下地メッキの選択なども重要で、これらを含めた品質管理が必要です。

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