銀の基本的な特徴

銀の元素記号はAgですが、Agはラテン語のargentum(読み方:アルゲントゥム)に由来しており、白いや輝くという意味です。
銀の融点は965℃、密度10.5g/cm3、硬度Hv60~100、面心立法構造の展延性に優れた金属で、金属中で最も優れた電気伝導率1.60μΩcm、熱伝導率427W/m・k(at25℃)を持った金属です。
銀メッキの用途
銀めっきは洋食器および装飾品の表面処理に使用されていましたが、近年では優れた電気電導性を利用した電子部品、優れた潤滑性を利用した軸受部品、および優れた反射率を利用した光学部品の製造への用途展開がされています。
電気特性を活かした電子部品

銀は金属中で最も優れた電気伝導性を持つ金属です。
その電気抵抗の低さを活かして、電子部品の接点などに使われています。
また近年では低い電気抵抗から電気自動車(EV)の充電端子として注目されています。
金属の柔らかさを活かしたかじり防止
銀の硬度はHv60〜100と非常に柔らかい金属です。
この柔らかさを活かして、かじり防止などの用途でも用いられています。
反射性を活かしたLED部品
銀は可視光域で100%近い反射率を示します。
この高い反射性を活かしてLED照明の反射板などとして利用されています。
殺菌性を活かした機能性
銀イオンは微生物(ウイルス・細菌・真菌・藻類等)の細胞内に取り込まれて抗菌性を発揮します。取り込まれた銀イオンはタンパク質等に結合し、その機能を阻害し細胞分裂などができなくなり、タンパク質の機能障害によって活性酸素種が発生し、微生物細胞が死滅すると考えられます。

めっきに関するお問い合わせやご質問などございましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さい。
メッキ加工であなたの嬉しいを実現
株式会社コネクション
めっき総合サイト
URL: https://www.connection-fukui.com/
アルミニウムへの無電解ニッケル専門サイト