アルミニウムへの表面処理の中で陽極酸化処理は最も特徴のある方法で、防食性、耐摩耗性などの機能性に優れた処理であるため、装飾性だけでなく工業的にも広く利用されています。
陽極酸化とは?
陽極酸化とはアルミニウム表面に人工的に酸化皮膜(Al2O3)を生成させる方法で、電解質溶液中で製品側に+極(陽極)を通電させる事で酸化皮膜が形成されます。
この処理が陽極酸化もしくはアルマイト処理です。
アルマイトの皮膜硬度は?
アルマイトにはアルマイトと硬質アルマイトがありますが、アルマイト(着色アルマイト)の皮膜硬度はHv250程度、硬質アルマイトの皮膜硬度はHv400程度とステンレス以上の硬さを得ることが可能です。
なぜアルマイトでカラー化できるのでしょう?
アルマイトの着色はアルミニウムの陽極酸化皮膜成膜時に微細な孔(100~300Å)を形成する構造となっております。
この微細な孔に染料を充填することでカラーリング(着色)を行う事が可能です。

処理実績のご紹介

今回は黒色硬質アルマイト(アルミニウム陽極酸化)のご紹介です。 アルミニウム(A7075)材に黒色の硬質アルマイトを処理させて頂きました。 アルマイト(アルミの陽極酸化)処理はアルミニウム素材にしか処理対応出来ませんが、 硬い皮膜、絶縁性などいろんな特性を持たせることが可能です。
寸法公差の厳しい所もございましたが、無事交差内に収める事ができました。
今回はマスキングなどございませんでしたが、必要部以外マスキング対応や 膜厚の指定など細かな対応も行いますのでお気軽にご相談下さい。

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