通常着色アルマイトとは1色で処理することがほとんどですが、複数色色分けして着色アルマイト処理が可能なんです。
そもそも着色アルマイトとは
アルマイト処理はアルミニウム素材限定(アルミニウム素材にしか対応できない)の処理となりますが、アルミニウムにしかできない事が悔やまれるほど優れた特性があります。
アルマイト加工の皮膜はアルミナ(Al2O3)の皮膜でアルミニウム素材を溶質させながら皮膜を形成する処理加工ですのでアルミニウム素材にしか処理できないのですが、アルマイト処理後に染料、顔料の溶液に浸漬することで希望の色合いのカラーアルマイト皮膜にすることが可能です。
着色に使用された染料や顔料は、アルマイト皮膜に形成される微細なポア(穴)の内部に浸透し、アルマイト皮膜の表層に色があるわけではなく、皮膜の中にカラーが存在する皮膜となることから塗装のように表面が傷がつくことで剥がれたりすることはなく、金属の皮膜のため固いうえ、金属質感のあるカラーを表現できるんです。
では、複数色の着色アルマイトはどのように作るのでしょうか?
複数色の着色アルマイト処理の製作方法はレーザー加工法、マスキング法、レジスト法など
さまざまありますが、今回はレジスト法につきまして工程をご紹介。
一次アルマイト
染色
封孔
レジスト処理
レジスト不必要部をエッチング
二次アルマイト
染色
封孔
レジスト膜除去
まとめ
着色アルマイトは複数色の着色アルマイトで表現する事が可能です。
その方法はレーザー加工法、マスキング法、レジスト法など様々あり、各社作り方が異なります。
複数色のアルマイトは通常の着色アルマイトに比べ口数が倍以上増えることから、処理価格が非常に高額になることが課題となります。
多色性アルマイト以外にも色々外観を表現する方法がございますので、
お気軽にご相談いただけると幸いです。
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