チタン素材に密着性のいい硬質クロムめっきが施せるんです。

チタン素材とは?
チタンは、軽い・強い・錆びにくい・水素吸蔵に優れるなど多彩なメリットを持つ魅力あふれる実用金属です。
チタンの欠点としては、貴金属などに比べ導電性が劣るなど機能的にチタンでは対応が難しい場合があります。
また、ロウ付などが難しい(以前はチタン素材へ直にロウ付けできませんでした。)などがあげられます。
チタン素材へのめっき処理はなぜ断られる?
チタン素材へメッキを検討した場合、めっき専業社からチタンへのめっきはできませんもしくは、ショットブラストなどの物理エッチングが必須ですなどの回答を頂いた経験があるのではないでしょうか?
めっき処理が断れる原因はどこにあるのでしょうか?
まず1つ目に、チタンの素材表面には強固な不動態被膜を有しており、不動態被膜が形成し易いという特長があります。不動態被膜の無い状態でメッキをしなければ密着の良いメッキ被膜が得られません。次に、アルミニウム、バナジウム、パラジウム、モリブデン、クローム、ニオブなどを添加することにより、機械的・物理的・化学的な性質を高めたチタン合金を形成させることで、チタン単体よりもより一層メッキ処理を施す事が難しくなります。
また、膨張率の差から生じる応力がメッキの密着性を低下させる要因にもなっております。
これらのことからチタン素材へのめっき処理の密着性が確保する事が困難であることがチタン素材へのめっき処理を断れる理由です。
コネクションにてチタン素材へめっき処理ができる理由
材料的に優れたチタンにめっき処理ができると利用の幅が広がると考えておられる方も多いものと思います。
コネクションではチタン素材へ各種めっき処理対応が可能ですが、なぜ他社では断れるめっき処理ができるのでしょうか?
チタン素材に生成している強固な酸化皮膜を除去することができる。
密着性を高めるための表面粗化(エッチング処理)が可能である。
これらの事からコネクションではチタン素材へ良好なめっき処理を施す事が可能です。
具体的にどのようなめっき処理でも対応可能なのか?
では、実際にチタン素材へのめっき処理についてどのめっき処理でも対応可能なのか実績を含めご紹介します。
今回はチタン素材に硬質クロムめっきを施させて頂きました。
外径仕上寸法:φ74.924~φ74.970 (メッキ前寸法:φ74.60~φ74.70)にメッキ膜厚:0.112~0.185mm、 面粗さ Ra:0.05~0.2μmでのご指定でしたので、片側200μm程度
硬質クロムめっきを処理し、150μm程度まで寸法調整と表面荒さを仕上げさせて頂きました。また、こちらの指定部のみのめっきとの事でしたのでマスキング対応にて仕上げさせて頂きました。
チタン素材へのめっき処理のまとめ
チタンの素材表面には強固な不動態被膜を有しており尚且つ、アルミニウム、バナジウム、パラジウム、モリブデン、クローム、ニオブなどを添加されることでメッキ処理が難しくなっているチタンへのメッキ処理ですが、結論からお話するとチタン素材へのメッキ処理は可能です。
特殊な前処理などを施すことで密着性を確保することができ、メッキの種類も特に限定なく対応可能です。
硬質クロムめっきなどの皮膜応力の高い密着性を確保しずらいめっき処理も対応可能です。
また、硬質クロムめっき後に仕上げ研磨などで表面を整える事や、指定部のみのめっき処理などの対応も可能です。
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