ABS樹脂素材へのメッキプロセス
浸漬脱脂
エッチング(樹脂表面に凹凸を形成する。)
中和
キャタリスト(触媒となるパラジウムを表面に吸着させる。)
アクセレーター(パラジウムを活性化する。)
無電解ニッケル
各種目的のメッキ
ABS樹脂へのめっきの工程をご紹介しましたが、その他ポリプロピレン(PP)やポリカーボネイト樹脂(PC樹脂)なども工程を変えることによってめっきが可能です。
トップの画像はポリカーボネートへ弊社にて処理した画像になります。
左から素材、無電解ニッケルメッキ、電解ニッケルメッキを施した製品になります。
金属素材へのプロセスに比べABS樹脂やその他の樹脂素材へのメッキプロセスは金属へのメッキ処理に比べ2倍~3倍工程が増えることから、同じ製品サイズであっても処理代が増加する原因となります。
また、樹脂材料への前処理でパラジウムの使用が必須となることもコストアップの原因の一つです。
まとめ
工数が金属へのメッキ処理に比べ、樹脂材料へのメッキ処理を行う場合の方が多いこと、高価なパラジウムの使用が必須である。
これらの事から金属材料へのメッキ処理に比べコストUPに繋がります。
ただし、樹脂材料でありながら金属の特性をメッキ処理で加える事が可能など
各種の付加価値を樹脂材料へ付与する事が可能であるため、各種樹脂材料へのメッキ処理が検討されております。
リサイクルなども含め今後も樹脂材料へのメッキ処理の需要は広がっていくものと考えられます。
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