黒く処理する方法って沢山あるんですが、黒色処理を施させていただく案件で一番多い目的が反射防止目的です。
弊社で対応しております黒色の加工は以下になります。
ツヤ消し黒色無電解ニッケルメッキ
などになります。
A7075材(ジュラルミン)と呼ばれているアルミニウム素材へ黒色無電解ニッケルを施しましたので外観も含めご紹介!
今回は15μmで施しておりますが、5μmの薄膜からも対応可能です。(推奨膜厚10μm)
黒色無電解ニッケルメッキのデメリット
薄膜での処理対応ができない。(5μm以下)
析出皮膜が黒色ではない。(表層の0.2μm程度が黒色の皮膜です。)
艶消し目的でブラスト処理を施してメッキを行うと外観が灰色に見える。
黒色無電解ニッケルメッキは皮膜が固く、均一なメッキ皮膜ですが、黒色部が表面の数ミクロンだけなので表層が使用で傷がついた場合、下地のシルバー色が見えてしまうことが懸念されます。
まとめ
色んな黒色皮膜がありますが、例えば乱反射防止が目的で素材にショットブラストなど施せない鉄鋼材料であれば、マットブラック、リン酸マンガン処理(リューブライト)などがオススメです。
形状を維持させながら黒色の皮膜を求めておられる場合は黒色無電解ニッケルが1番オススメです。
黒色の処理は意匠性目的はもちろんですが、反射防止目的などの機能性目的でのご利用が増えております。膜厚の制御も細かく対応可能ですので、精密部品への処理にもオススメです。
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